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疲れたサラリーマンに捧げる備忘録的まとめ

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大人もまだ頭が良くなるってガチ?驚きの脳の仕組みに基づく実践方法とは

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もう大人だけどもっと頭を良くしたい・・・

サラリーマンになって最も痛感していることは、「俺、頭悪いなぁ〜」ということです。

 

社内の打ち合わせやお客様との打ち合わせでプレゼンテーションをしたり、何か発言をする、そんな時に綺麗に自分の考えを整理しきれず、「うがうがぁ」となり上手く伝えられない・・・

 

「くう〜もっと頭良くして、キレッキレになりたい!」と思うことがそれはもうたくさんあります。禿げそうです。

 

そして、次に痛感することは、尖ったナイフのようなキレッキレの頭の良さを誇るおっさんおばさんが会社にいて、バリバリ仕事を回しているということです。

 

打ち合わせでもぱっぱとシンプル&ロジカルに発言し、周りを動かしまくったり、素晴らしいドキュメントをさくっと作るのです。

 

人と自分を比べるのは健康上よろしくないですが、彼らのように頭を良くしたい!と思う訳です。もっと素早く論理的に考えれるようにしたり、深い洞察を得たり。

 

このような経験された人はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。いてください。

 

しかし、こう思う訳です。

「自分の頭って子供である程度出来上がっていて、大人になったら退化するのみじゃないの?」

 

つまり、「頭の良さ」とは、子供の頃である程度確定してしまい、それ以降は我々には変更不可なパラメーターなのではないか、と。

 

しかし、最新の脳科学によると、実はそうではないのです。

大人になっても頭を良くできることが科学的に証明されています。

 

 

驚きの脳の仕組み!神経可塑性とは

先ほど書いた通り、子供の頃に我々の脳みその構造は固まり、それを変えてより頭を良くすることはできない、と思いがちですよね。

 

ところが、最新の脳科学によると脳みそは常に変化し、生まれ変わっているのです。

つまり、大人になっても脳みそを変えて、頭を良くすることができるということです。

 

少し正確ではないですが、これを脳科学では「神経可塑性(neuroplasticity)」という理論として提唱しています。

 

「自己の活動や心的経験に応じて、脳が自らの構造や機能を変える性質のこと」

脳はいかに治癒をもたらすか 神経可塑性研究の最前線 [ ノーマン・ドイジ ] 

 

今から少し難しいことを書きますので、姿勢を正して真面目に読んでくださいw

 

我々の脳みそは、いくつもの神経細胞(ニューロン)で構成され、特定のニューロンとニューロンが通信し合うことで、特定の動作を実行しています。

 

そして、ニューロン間はシナプスという通信チャネルを通じてコミュニケーションを取り、その動作を行っています。

 

この幾多ものニューロンとそれを繋ぐシナプスで構成される神経ネットワークは、従来固定的で変わらないものと言われており、

 

頭キレッキレにしたいと思っても、その動作を実行するニューロンさんと彼らの道路であるシナプスさんを変えることはできないため、今以上はキレッキレにならないと考えられていました。

 

ところが最新の脳科学によると、特定の動作を行い、それを繰り返すことで、

 

その動作をするためのニューロンが増え、さらにニューロン間のシナプスは太くなり、より早く正確にコミュニケーションを取れるようになることが証明されました。

 

つまり、今までうまくできていなかった特定の動作も繰り返し実践することで、神経ネットワークが再構築され、その動作をより上手にできるようになるのです。

 

言葉の意味を何度も聞く、テニスで同じラケット操作を繰り返す、算数の問題を繰り返し解いてみる、それらの情報を伝える神経細胞体は多くなり、伝える神経突起は太くなり、刺激が正確に早く伝わるように変化します。そうして、増えた情報を効率良く記憶できるように、脳の他の領域の神経細胞とのつながり、すなわちネットワークがより細かく、広く変化して、ある状況の刺激が入ってくると、連動して素早く反応できるような協力体制を作り上げていきます。

参考:http://www.myojin-kan.jp/wp/wp-content/uploads/2016/02/d5ad3546bee83ab55a45cfa4c2773497.pdf

 

我々が、今までできなかった逆上がりが練習することでできるようになったりするのは、この「神経可塑性(neuroplasticity)」という驚きの脳の仕組みがあるから、ということです。

 

そして、この神経可塑性は、子供の時だけではなく、大人になっても発生しており、常に脳みそを変化させているとされています。

 

 

 

脳科学に基づく「頭を良くする」方法

このような「神経可塑性(neuroplasticity)」という仕組みに基づいて考えると、今までできなかったことも大人になってできるようになる可能性があります。

 

例えば、「頭を良くする」ということも大人になった今からでも遅くはないのです。

 

「頭が良い」という定義は人それぞれなので、

例えば、「より論理的に素早く思考できる」ことが「頭が良い」と一旦この場は定義します。

 

現状は、「より論理的に素早く思考できる」という動作を行う、ニューロンも少なくシナプスも貧弱でその動作を上手にできないとしても、

 

・打ち合わせで意識してロジカルに話す

・客先で即興で何かを語る

・社内の資料を短時間で作ってみる

 

などの論理的に素早く思考するような動作を毎日繰り返すことで、

 

神経ネットワークが作りかえられ、気がつけばキレッキレの頭が良い人になることができるのです。

 

まとめ

だらだらと書いてきましたがまとめると、

 

・脳みそは大人になると凝り固まってしまうと思いがちだが、実際はそうではない

・脳には神経可塑性という仕組みがあり、神経ネットワークを作り変えることができる

・その結果、特定の動作をより上手にできるようになる可能性がある

・毎日繰り返して頑張ることで、頭を良くすることができる!

 

サラリーマンやっていると、「俺はこの程度やわぁ」と自分に悲観的になることが多々ありますが、この神経可塑性という仕組みを知ると「まだまだ成長できるかも」と前向きになれますよね。

 

人生を変えたい、自分を変えたいと思ったら、脳を変えれば良いのです。

ぜひなりたい自分になれるように神経を作りかえていきましょう!

 

以下の本は、この神経可塑性という仕組みについて詳しく書いていてかなりオススメなのでぜひ読んでみてください。