【書評】「一流の頭脳」レビュー!脳をアップグレードし、自分を変える驚愕の方法とは?
最近話題の書籍「一流の頭脳」をレビュー!
「一流の頭脳」が最新の注目書籍として本屋で話題!
個人的に週末はTSUTAYAに通い、様々な書籍を読み漁る休日を過ごしているのですが、
(だからモテない)
先日TSUTAYAに足を運ぶと 「一流の頭脳」という脳科学系の本が、最新の注目書籍が並ぶ棚にずらーっと並べられていました。
そして、「スウェーデンで圧巻のベストセラー」という売り込み。
「んんん、なんだこれ。初めてみる本やん。読んでみよう」と手にとり、読んでみました。
すると、多数の脳科学に関する書籍を読んできましたが、その中でも一二を争うほどのおもしろさを誇る良書だったので、
今回はその「一流の頭脳」の個人的におもしろかった部分を一部ご紹介したいと思います。
脳をアップグレードし、自分を変える?「一流の頭脳」レビュー!
「一流の頭脳」の著者はどんな人?
本書「一流の頭脳」の著者は、アンダース・ハンセン氏という方です。
アンダース・ハンセン氏は、ノーベル生理学・医学賞を決定する最高峰の機関である「カロリンスカ研究所」で2000件以上もの医学記事を発表する世界的研究者です。
「一流の頭脳」では、最前線の研究機関でしか知り得ない膨大なリサーチ結果や自身の研究結果から、
「脳」をアップグレードし、我々の能力を一挙に最大化するノウハウを惜しみなく記載しています。
読んでいて、「うぉー、まじか」と感嘆させられる部分がたくさんあり、なかなか知的好奇心を沸かせる内容になっていました。
そんな「一流の頭脳」の印象的だった部分を一部だけご紹介します。
運動が脳を変え、ストレスに強くする?驚くべき脳のメカニズムとは
まず、著者は大前提として、「脳の構造は常に変わり、我々が何をするかで日々変化する」ということを解説します。
それは固まらない「粘土」である。
引用:「一流の頭脳」より
その上で、行動次第で脳はその形を良く悪くも変え、その結果、我々の能力にも影響を与える、ということを本書の重要なポイントとして指摘します。
その一例として、ストレスに強くなる能力、いわゆる、ストレス耐性をいかに高めるか、を脳科学に基づき解説しています。
仕事でお客さんにプレゼンを行うといったストレスのかかる環境下に置かれたとき、
我々の脳は、「やばい、緊急事態だ!戦闘体制を整えろ!」と号令をかけ、ストレスホルモンであるコルチゾールを分泌します。
このコルチゾールが分泌され体中に回ると、心拍数が上がり、ハラハラした状態になります。
この状態は良い部分ももちろんあるのですが、これがいきすぎると、パニック障害や睡眠障害などになってしまいます。
そうならないために、「記憶」機能を担うことで有名な「海馬」や、冷静な思考を担う「前頭葉全皮質」といった器官がコルチゾールの分泌を抑える働きをします。
ストレスのかかる仕事をしている人や心配性な人は、コルチゾールを分泌されることが多く、その分、コルチゾールを抑えるために「海馬」や「前頭葉全皮質」を鬼のように働かせます。
そして、コルチゾールを抑えるブレーキであるそれらの器官を使いすぎるとどうなるかというと、徐々に「すり減ってくる」と筆者は述べます。
研究結果によると、心配性の人の脳は、普通より小さくなっている、ということがわかったのです。
その結果、そのような人たちは、物忘れが激しくなったり、正しく論理的に考えることが難しくなってしまう傾向があると。
では、脳をストレスから守るためにはどうすればよいか、という点に対して、筆者は「運動」の重要性を説きます。
ジョギングやランニングなどの運動を行うと、運動自体が身体に負荷をかけるストレス行為であるため、コルチゾールが分泌されます。
しかし、運動が習慣化されると、運動時に分泌されるコルチゾールが少なくなっていきます。
と同時に、客先でプレゼンを行うなどの運動以外のストレスのかかる行為時にも分泌されるコルチゾールの量が減少するということが研究より発覚したのです!
と同時に、運動によりコルチゾールを抑える前頭葉が拡大することも研究結果より判明しました。
だらだら長くなってしまったので、まとめるとこういうことになりますw
ストレスがかかるとコルチゾールが分泌される。
分泌されすぎると、不安障害や睡眠障害になるし、脳がすり減って、記憶力や思考力が低下しちゃう!困る!
でも、運動を習慣化すると、分泌されるコルチゾールが少なくなる!
その結果、不安障害とかが減る!加えて、ストレスを抑えるために脳が頑張らなくなるので、脳がすり減らないし、むしろ、強化されるので、記憶力や思考力がパワーアップ!
もっとざっくり言うと、運動するとストレスに強くなるし、頭が良くなるぞ!ということです。
これは、日々ストレスで禿げそうな毎日を過ごす自分にとっては、すごくおもしろい発見で、
毎日運動しようと行動習慣を変える良いモチベーションになります。
読んでいて、わくわくさせられました。
最後に
このような、脳科学に基づくストレス体制を高めるための方法や、その他様々な発見が詰まった知的好奇心をくすぐる研究内容が満載です。
「ストレスを効率よく解消するには?」「集中力を切らさない技術」
「底なしの記憶力を手に入れる」「やる気を科学的に高める方法」
「学力を高める本当のやり方とは?」など、 ありとあらゆるパフォーマンスを高める方法が余すことなく明かされています。
引用:Amazonより
自分を変えるには、まずは「脳」から変える「ブレインシフト」の重要性を感じさせられるおすすめの本です。
ぜひ、脳を変え、自分を変える最新の理論を学んでみてください。